「赤ちゃんのためにスタイを作りたい!」
「肌触りの良いパジャマを縫ってみたい」
そう思って手芸店に行くと、必ず目にするのが「ダブルガーゼ」です。
ふわふわで柔らかく、可愛い柄も多いのでついつい買いたくなりますよね。
でも、いざ縫ってみると……
「洗ったらすごく縮んでしまった!」
「ミシンで縫うと生地がズレてぐちゃぐちゃに……」
なんて失敗談もよく耳にします。
実は、ダブルガーゼは「扱い方に少しコツがいる生地」なんです。
この記事では、ハンドメイド初心者が絶対に知っておくべき「水通し」の儀式から、ミシンで綺麗に縫うための設定まで、ダブルガーゼの攻略法を完全ガイドします。
ダブルガーゼとは? 意外と知らない「夏涼しく冬暖かい」秘密
ダブルガーゼ(Wガーゼ)とは、その名の通り「ガーゼ生地を2枚重ねて、1枚の生地に仕立てたもの」です。
ただ重ねているだけでなく、所々で2枚の生地を結合(接結)させているため、洗濯してもバラバラになりません。
なぜオールシーズン使えるの?
「ガーゼ=夏の素材」と思っていませんか? 実はダブルガーゼは、夏は涼しく、冬は暖かいという魔法のような素材です。
- 夏涼しい理由: 通気性と吸水速乾性が抜群なので、汗をかいてもサラサラ。
- 冬暖かい理由: 2枚の生地の間に「空気の層」ができるため、体温を逃さず保温してくれます。
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ふわふわで肌への刺激が少ない | 洗濯すると縮みやすい |
| 洗うほどに柔らかくなる | 裁断した端からほつれやすい |
| 吸水性が高く、乾きも早い | 柔らかすぎて縫う時にズレやすい |
【必須】失敗しない「水通し」の儀式
ダブルガーゼを扱う上で、絶対に避けて通れないのが「水通し(みずとおし)」です。
これをサボると、せっかく作った作品が洗濯後に縮んで型崩れしてしまいます。
なぜ水通しが必要?
綿のダブルガーゼは、織り目が粗いため、水に濡れると目が詰まって縮む性質があります。その縮率は3〜5%ほど。
つまり、1メートルの生地なら3〜5センチも縮む計算です。
裁断前にあらかじめ縮ませておくことで、完成後の型崩れを防ぎます。
水通しの3ステップ

初心者でも綺麗に縫える! ミシンの設定とコツ
「柔らかくてミシンが進まない」「針穴に生地が食い込む」
そんな時は、道具と設定を見直してみましょう。
1. 針と糸を変える
厚手のデニム用などの針を使っていませんか? ダブルガーゼは繊細です。
- ミシン針:9号(薄地用) または 11号(普通地用)
- 太い針(14号など)を使うと、生地に穴が開いたり、食い込みの原因になります。
- ミシン糸:60番(普通地用) または 90番(薄地用)
- 基本は60番でOKですが、薄手のものは90番の方が馴染みます。
2. 「押さえ圧」を弱める
生地が柔らかいので、ミシンの押さえつける力が強いと、上の生地だけが伸びてズレてしまいます。
ミシンに「押さえ圧調節機能」がある場合は、「弱」に設定しましょう。機能がない場合は、目打ちなどを使って送り出すのを補助してあげるとスムーズです。
3. ほつれ対策
ダブルガーゼは切り口からボロボロと糸が出てきます。
- 裁断したらすぐに縫う。
- 縫い代はジグザグミシンやロックミシンでしっかり処理する。
- 縫い代を包み込む「袋縫い」や「折り伏せ縫い」にするのもおすすめです。
ダブルガーゼで作るおすすめアイテム3選
扱い方のコツさえ掴めば、ダブルガーゼは最高の素材です。初心者におすすめのアイテムを紹介します。
- ハンカチ・スタイ:
直線縫いだけで作れるので、ミシンの練習に最適。余ったハギレでも作れます。 - 立体マスク:
肌荒れしにくいので、就寝用や乾燥対策にぴったり。 - パジャマ・ステテコ:
吸水性が良いので、お風呂上がりに着ると最高に気持ちいいです。夏のリラックスウェアに。
まとめ
ダブルガーゼは「水通し」と「針選び」さえ間違えなければ、決して難しい生地ではありません。
洗うたびにふわふわに育っていく感触は、他の生地では味わえない魅力です。
まずは小さなハンカチから、ダブルガーゼのハンドメイドを始めてみませんか?


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